Project03

列車走行位置 プロジェクト

列車走行位置システムの開発に携わったメンバーの座談会です。
開発当初の様子やサービスのこだわりなどについて語ってもらいました。

列車走行位置 プロジェクト

Member

  • 鉄道情報ソリューション部

    植野 慶三

  • 鉄道情報ソリューション部

    藤本 恵

  • 鉄道情報ソリューション部

    青山 学

列車走行位置システムの
簡単な説明をお願いします

列車走行位置 プロジェクト
青山
列車走行位置システムは、JR西日本管内での列車の運行状況、さらには今どこにどんな列車が走っているかをPCやスマートフォンでご覧いただけるサービスです。
藤本
これまでは、駅員さんや車掌さんが専用の端末で運行状況を見てお客様にお伝えしていました。それをお客様ご自身でご覧いただけるサービスにしたのが「列車走行位置サービス」なんです。JR西日本をご利用されるお客様にお届けするサービスとして提供しています。
植野
それまで数千人の駅スタッフのみが利用するデータが、一気に数百万人が利用するサービスに使われる。最初は想像できませんでした。

サービスのこだわり
ポイントはどこですか?

列車走行位置 プロジェクト
青山
私としてはデータの精査を一から行い、リアルタイムの情報をいかにタイムロスなく、しかも安定してご提供するかにこだわりました。そのためにJ-WITS初のクラウドサーバを用いることにしました。あとは、デザイン面でも列車のアイコンや色にもこだわっています。
藤本
列車のアイコンを少し丸みを帯びた形にしたり、各線の色と列車の色の関係性、さらにはパンタグラフの位置など細かい部分まで、みんなでかなり考えました。気づいてもらいにくいかもしれませんが、列車の上下左右に付く進行方向の矢印と一体で見てもらえるよう工夫しました。
植野
私は多種多様な列車が複雑に絡み合いながら運行されていることですね。提供するデータを見て改めて驚かされました。

今だから言える
開発中のエピソードは?

列車走行位置 プロジェクト
植野
私はこのサービスの元データとなる運行データを管理していましたが、サービス開始1週間前になって、データにバグが見つかった時は生きた心地がしませんでした(笑)
藤本
阪和線から環状線に入ってくる最終列車のデータだけが、なぜか行き先の「大阪」じゃなくて「大阪終」となっていたんですよね。
植野
データ上はきちんと存在するが非表示という「幽霊列車」状態だったので発見が遅れて。気がついた時は、全身から血の気が引いていく感覚でした(笑)
青山
解決法は、JR西日本さんが管理する元データ自体を書き換えるしかなくて。でも通常は指令所と呼ばれる部門が管理していて、データ書き換えなんてあるはずがないものなんです。でもこの時は、一般のお客様がご覧になるサービスのために、とご理解いただけて特別にすぐデータを書き換えていただいた。これって本当に凄いことなんですよ。あの時はシビれましたね(笑)

サービス開始時はいかがでしたか?

列車走行位置 プロジェクト
藤本
夜中のサービス開始後、初日は自席でひたすらトラブルに備えて待機していました。でも、特にトラブルもなく静かに過ぎていって、ホッとしたのを覚えています。
青山
夜中なのにオープン直後にどんどんユーザー数が伸びていき、翌朝にはSNSで多くの人がサービスについて呟いているのを見てちょっとグッときましたね。
植野
私は車内での中吊り広告なんかを見て、「急激にユーザーが増えすぎたらサービス落ちないかな」とか考えてましたね。ユーザーが増えるのは嬉しいけど、そんな一度にたくさん増えるのは不安だなぁと(笑)
青山
自分が携わったシステムが動き出した時って、本人しか感じられない達成感や満足感みたいなものがあります。ぜひ、J-WITSでそれを感じてほしいですね。
藤本
社会的影響が大きなシステムは、苦労も多いけどやりがいも多くて、案外病みつきになりますね(笑)
植野
当たり前に動く社会インフラ的なシステムって本当にすごいことですし、やりがいも大きいと思います。